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「SNOWレーベル作品発売記念パーティ」レポート
ころんた@管理人

フライングティーポット入り口
 2004年12月17日。江古田にある「フライングティーポット」へ向かう。
 かつて北山さんがたちあげた「SNOWレーベル」から『文学バンド』と『動物界之智嚢』の2作品がCDで再販されたため、その発売記念パーティがあるのだ。

 リハーサルから見せていただくことになり、16時に会場へ向かう。緊張のあまり、いっそ帰ろうか方向音痴だしと(帰るわけはないのだが)、電車から初めて降り立つ江古田のホームから階段へとよろよろ歩き出したころんた、ちょうど同じ電車だった花本さんに階段下でばったりお会いし、フライングティーポットへ連れていっていだだく。よ、良かった〜。

 ポセイドンレーベルの増田さんはすでに来られていた。それから、すぐに北山さんが入ってこられて、北山さんの方が挨拶されてるのに、しどろもどろで情けない。津田さんはお仕事の関係で、開場前ぎりぎりになるらしい。リハに間に合うかどうかと微妙らしい。  北山さんは貴重な「動物界之智嚢」の原本を今日の皆さんに見せてくださるために持参され、汚さないように見せていただく。これは、実際、パーティに来られた方全員に回覧され、皆さん見入っていた。

動物界之智嚢 表紙


目次

まなたす

 花本さん、北山さん、フライングティーポットの目黒さんで、会場セッティング。  テーブルを片付けて演奏するスペースが作られていく。何人くらいの方が来られるか全くわからない、という事で結局全員立ち見になってしまうのではないかと言う話になる。 平日だから、結構来たいけれど来られない、という方が多いようだが、実際どうなのか、見当がつかない。掲示板で参加宣言されていた、遠方から来る学生さん2人の事を北山さんが心配されていた。
パーティ告知

 パーティが始まってしまうと、狭いし位置が決まってしまうので今のうちに写真撮っておいたほうが良いと増田さんのアドバイス。
北山さん花本さんリハ

 そうだ、だって本番はみんな見られるけど、リハ風景はわたししか写真撮れないんだし、「メイキング」はみんなわくわくするよね。
店内カウンターリハ

 プログレ名盤がずらりと店内に並んでいた。それが、マニアっぽくなくて、明るくてお洒落な店内が素敵だった。
北山さんと花本さんリハ

 新月ではないとわかっていても、花本さんがシンセの前に座る。わたしの気持ちを皆さんもわかりますよね。
北山さんリハ

 北山さんがギターを持ってステージに立つ。もう、顔が笑えて来てしまう。こんな事が現実になっていくなんて、思っていなかったもの。
北山さんと花本さんリハ
 花本さんはしきりに、狭い、を連発されていた。先日購入されたという鍵盤が短くて全然弾けないという「juno−D」。
 指を短くする訓練中と新月ニュースにあったが・・・。
北山さんと花本さんリハ

 このパーティは主催者である北山さんが何度もおっしゃているが、新月ではないし、ライブではなく「あくまでパーティ」。みんなそれをわかっていても、3人だけど新月メンバーが揃って演奏する、そう考えるだけでわくわくする。
北山さんと花本さんリハ
                        アンプの入念なチェック。

 17時。いよいよ演奏が始まる。「まなたす」。津田さんがリハに間に合わないのが残念。花本さんのキーボード。まだ調整要すで、花本さん苦笑。ガムテープ活躍する。
北山さんと花本さん まなたす

 光るさざなみ。オーディエンスは一般のお客さん、時任さん、正面にころんた陣取り、うわ、80年以来、北山さんの歌声を聞くんだ!
北山さんと花本さん 光るさざなみ

北山さん、こんなに歌い上げるつもりはなかったのにとおっしゃっていた。ころんた、嬉しくて嬉しくて、笑いっぱなし。
北山さんと花本さん 光るさざなみ

          小熊さんが17時半に駆けつける。なつかしい話に盛り上がる。
北山さんと花本さん 光るさざなみ
                    島へ帰ろう。「新月」の曲だ・・・。「新月」の。
島へ帰ろう

                        ブーツのかかと
ブーツのかかと

「文学バンド」の時任さん、小熊さん。リハだが、気合入れて着替え始めたお二人につい「うん!ブンガクだ!!」を叫んでしまったころんた。

ここで、デジカメの電池がなくなってしまった!文学バンドの時任さんと小熊さんの写真撮りたかったのに!電池買いに走り無念の中座。

                    花本さんの最終的な調整。

             ワルター・カーロス「スイッチオン・ベートーベン」

             花本さんの前にサインされた大量のCD。そろそろ、早めに来られたお客さんが。

         いよいよパーティ開始。津田さんも間に合った!
                  ぶっつけ本番津田さん準備!
                         北山さんの佇まい。
  新月について、そして、新月BOXについて、そして「ライブを演ります」と宣言された花本さん。
                   本番「まなたす」

文学バンド小熊さんのMCに「巻けよ」と指示して少し疲労する北山さん。ちなみに79年、シティロードで「新月」はバンド部門で21位、アルバム部門で15位だったそうだ。
           小熊さん、時任さんのMC中。
津田さんだっ。今度のアルバム「メタガイア」について自ら語る津田さん。10年間作りためた津田さんのアルバム。増田さんが、「いいものだから出したい」という熱のこもった言葉をわたしも聞いている。楽しみだ。
文学バンド「少年愛の美学」。最高だっ。稲垣足穂先生のお作を知らなくても、充分曲は堪能できるのでご安心?を。CDでは、ブルースハープのむずむずする感じがころんたお気に入り。


                 シリがこわくてブンガクが出来るか!
  「新月」の3人が、そしてアルバムでは実現しなかった花本さんのキーボードで「光るさざなみ」が演奏されて、ころんた、思わずこみあげてくるものがありました。そして新月の曲「島へ帰ろう」が5人全員じゃないけど、新月の曲が、北山さん、津田さん、花本さんで演奏されたのです。それから、アンコールで「ブーツのかかと」




             津田さんのギター。そこに津田さんが帰ってくるから、ギターが待ってる。
                津田さん、北山さん、花本さん、小熊さん、時任さん。笑顔。これからのために。

当日の流れ 19時開場 19時半開始

  • ポセイドン増田さん開会の挨拶 
  • 北山さんの挨拶 新月加入のエピソード SNOWレーベルについて 「動物界之智嚢」原本紹介 まなたすの解説
  • 『動物界之智嚢』から「ごまふあざらし」 花本さん再生ボタン押し係
  • 花本さんの挨拶 2005年5月新月BOXの発売について 2005年に新月としてのライブ宣言! 
  • 北山さんのギター、花本さんのキーボードによる『動物界之智嚢』から「まなたす」
  • 文学バンド小熊さんによる79年「新月/新月」のシティロードアルバム・アーティスト順位 当時のファンクラブ会報の解説 劇団インカ帝国について 時間をはげしく延長し北山さんより「巻き」の指示
  • 『文学ノススメ』から「桜の下の満開の森」の下で 花本さん再生ボタン押し係  最後に流れる合唱が北山さん、小熊さん、時任さんによる「栃木県の歌」との解説
  • 文学バンド時任さん挨拶 「わが解体」の解説
  • 『文学ノススメ』から「わが解体」前半 花本さん再生ボタン押し係
  • 津田さん挨拶 津田さんのソロアルバム『METAGAIA』について
  • 小熊さん、時任さんの語りと、北山さん、津田さん、花本さんの演奏による『文学ノススメ』から「少年愛の美学」
  • 北山さん、津田さん、花本さんの演奏による『光るさざなみ』から「光るさざなみ」
  • 北山さん、津田さん、花本さんの演奏による新月の曲「島へ帰ろう」
  • 北山さん、津田さん、花本さんの演奏による『光るさざなみ』から「ブーツのかかと」
  • アンコール 北山さん「ブーツのかかと」
  • 大山曜さんあいさつ メキシコのフェスティバルには、当初新月が招かれていたが、花本さんが新月は5人でなければならない、と断ったことなどを語ってくださる。
  • 歓談 サイン会


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