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Code One

2013年12月5日 7th AVENUE


6月の新●月プロジェクトコンサート以来の、新月メンバー、津田さん、花本さんの新ユニット「Code One」のライブです。
新月公式サイトから、以下いくつか抜粋引用します。
Code Oneは、9月にPHONOGENIX時代のメンバーが同窓会を開き、その時にライブを行おうという話から結成されたそうです。
当初は時代を越えて、ワンコードの曲だけをやろう!という無謀な企画(ユニット名の由来)だったのですが、次第にコードが増えた(笑)そうです。

いろいろな年代のヒット曲のカバーを演奏していく楽しいイベントです、と告知されていましたが、その通り、一時間弱が物足りない、あっという間の楽しいライブでした。

PHONOGENIXの初期の活動は、第三期新月の活動と並行して行われていました。
花本さんが当時メンバーとして参加していたのは、最初期の北村昌士さんボーカル時代でしたが、今回参加のPHONOGENIXメンバーは、次の椎名k太さんのボーカル時代で、このメンバーに、花本さんが初めて参加し、組まれたユニットがCode Oneです。
横浜7th AVENUEは横浜スタジアム近くのライブハウスでした。椅子がないライブハウスは久しぶりでした・・・。
Code Oneの前の2バンドは元気の良い若者のロックバンドで楽しかったです。つまりこういうライブハウスなので椅子は邪魔なのでしょう。

ステージ一番左端にパーカッションとマイクが置かれ、そこに光沢のある白い衣裳にネックレスの小澤亜子さん、反対側のステージ一番右側に花本さんが真っ白なシャツでキーボードの前に座り、中央に真っ赤な帽子と衣裳のベースの鈴木正美さんが立ち、鮮やかな対比になって、その奥にドラムスの京極輝彦(PHONOGENIX時代は蘭丸)さん、花本さんの隣に、これはアースカラーの津田さんが立ちます。

演奏が始まる直前までの音合わせはまるでMETAGAIAのような雰囲気で、今日は全く違うイベントとわかっていても、違うわくわく感がありました。

右側新月組は、60、70年代に思いれのあるブロック、左側De-LAXの京極輝彦さん鈴木正彦さんZELDAの小澤亜子さん組は80年代に思い入れのあるブロックだそうです。

鈴木正美さんがそれぞれのメンバーと、所属バンドを紹介していったのですが、やはり「新月」の言葉は嬉しかったです。
そこに、「今日は立って演奏します」の津田さんの一言だけで、新月ファンは大喜び。

メンバーひとりひとりお互い掛け合いのような和気藹々とした楽しいMCの中、津田さんのしぶいボーカルをたっぷり堪能しましたが、花本さん以外のメンバーもそれぞれ歌いヒット曲が演奏されていきます。

演奏曲はメンバーがそれぞれ自分が演奏したい曲を一曲づつ選んだそうです。
ここですみません、最初のビートルズの曲だけは、花本さんが選んだというのは聞き取れたのですが、あとは誰がどの曲を選んだかは聞き取れませんでした。

鈴木正美さんが「ぼくのジャパンの曲は最初からみんなにすでに決められたような気がするんですけど」と言っていたたのがおかしかったです。

『Tomorrow Never Knows 』ビートルズ〜『Fame』デヴィット・ボウイ〜『イパネマの娘 』アントニオ・カルロス・ジョビン〜『High and Dry』レディオヘッド〜『Life in Tokyo』 ジャパンまで演奏されたところで、ここで一旦休憩です?とMCがあり、メンバーみなさんが楽屋へと戻って行きます、津田さんが、「ここで終わるとみせかけて」となぞの言葉を残し、最後に楽屋に歩き出した花本さんが、中央まで進むと、やおらゆっくりとUターンして、再びNORDのキーボード前にと座りました。

やや前のめりの、新月ファンにはおなじみの姿勢で花本さんが鍵盤を丁寧におさえ、静かに始まった演奏に、オーディエンスは息を詰めて集中しました。

一瞬、ほんの一瞬だけ『鳥は海を渡る』に似たような感覚になりましたが、見える光景は全く違い、どこか、不安や畏れが根底に流れていますが、それはやがて、フルートの音色が色とりどりの花びらが舞うような彩りを添えていきます。

それから『終末』のような雰囲気になっていき、かなしみ、が全編に漂っているように感じられました。
でもいつしかそれが、花本さん1人オーケストラの美しい重厚な旋律になっていき、希望の光が見えて、それが粒子のように拡散したかな・・・と、静かにフェイドアウトするかのように見えた途端・・・いきなり京極さんのドラムが始まり『Heroes』 が演奏されました。

オーディエンスもつい口ずさんでしまいながら、この曲を最後にCode Oneのライブは終わりました。

行って良かった!と笑顔になる嬉しい楽しいイベントでした。

新月公式サイトによると、次回またこのメンバーでオリジナル曲をやろう、という話になっているそうです。

新月公式サイトCafeOrionより転載

敬称略

Code Oneメンバー
京極輝男(Dr ex.De-LAX)
鈴木正美(Ba from De-LAX)
小澤亜子(Per ex.ZELDA)
津田治彦(Gt from 新月)
花本彰(Key from新月)

セットリスト

『Tomorrow Never Knows 』ビートルズ
『Fame』デヴィット・ボウイ
『イパネマの娘 』アントニオ・カルロス・ジョビン
『High and Dry』レディオヘッド
『Life in Tokyo』 ジャパン
『Heroes』デヴィット・ボウイ

USTREAM(ユーストリーム)の 「ロック茶話 筆のあやまりvol.1」 で、小澤亜子さん、鈴木正美さん、津田さん、花本さんによる新●月、ZELDA、De-LAXの貴重な秘話やCode Oneについてのトークが二時間たっぷり楽しめます。


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